開催日:8月4日(月)
開催形態:リアル開催(会場:静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」)
2025年度は夏休み期間中に参加校すべてが参加するオープンセミナーを開催しました。
[当日プログラム]
①オリエンテーション
講師:開沼博氏(東京大学大学院情報学環・学際情報学府准教授)
②エネルギー基礎講座
講師:金田武司氏(株式会社ユニバーサルエネルギー研究所代表取締役社長)
③ワークショップ
講師:開沼博氏(東京大学大学院情報学環・学際情報学府准教授)
④クイズ大会 参加12チームで予選を行った後、決勝戦を行いました。
2025年度は生徒のキックオフイベントとしてオープンセミナーを開催し、全9校・12チームの生徒・教諭ら約60人が参加しました。プログラムは、今年の課題、社会課題とエネルギー問題の捉え方、エネルギーの基礎的な知識など、1日を通じて探究活動を体系的に学び、自らのテーマを設定する上で参考となりそうな内容としました。開沼博先生がオリエンテーションを行い、探究における「問い」の重要性を強調しました。エネルギー基礎講座では、金田武司先生が国際動向をエネルギーの切り口で解説。また、コミュニケーションツール「Discord」を活用し、探究する手法を学ぶため、開沼先生によるワークショップも実施しました。ランチミーティングやクイズ大会を通じて、生徒同士の交流も深めました。



開催日:①8月18日(月)、19日(火)袋井バイオマス発電所・岡崎ソーラーシェアリング発電所
②8月20日(水)中部電力・浜岡原子力発電所
開催形態:①または②の希望に応じて実施した
参加者:全参加校の生徒・教諭(約50人)
袋井バイオマス発電所・岡崎ソーラーシェアリング発電所の見学会では、生徒が燃料の木質チップにじかに触れ、大きな発電設備を体感したほか、太陽光発電と農業を融合した先進的な取り組みを学びました。浜岡原子力発電所の見学会では、原子力発電の仕組みなどを学び、原子炉の大型模型や実物の防波壁など、さまざまな設備を見学しました。緊急時対策所や運転訓練シミュレーターも訪れました。



【学校ごとの個別開催】
開催日:10月上旬~10月下旬 学校ごとのテーマに応じて順次実施
フィールドワークは参加校がそれぞれ決めたテーマに応じ、大学・企業・自治体等の第一線の研究者や担当者と直接対話を行う場です。基本的にはオンライン講義で実施しましたが、施設見学を含めた講義も一部で実施しました。講師の方からは「エネルギーや環境に対する理解や探究は間違いなく、これからの世代は今以上に求められます」(株式会社森のエネルギー研究所)、「バイオエタノールに是非興味を持ってもらい、日本のため、社会のため、環境のため、頑張って探究活動を進めてほしい」(S-Bridges株式会社)などの声が聞かれました。
| 高校名 | 講義の内容 | ご対応頂いた 企業・大学・機関 |
|---|---|---|
| 三島北高校 | バイオガス発電の基礎とアーキアエナジーの取り組み |
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| 遠江総合高校 | 世界の環境・食料問題に貢献するバイオ燃料生産技術の開発 |
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| バイオエタノールの基礎 |
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| 浜松開誠館高校 | 『発電床』の紹介と可能性 |
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| 御殿場南高校 | 森の金太郎発電所による木質バイオマス発電事業 |
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| 森林資源の有効利用と木質バイオマス利用のすすめ |
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| 科学技術高校 | 遠州フォレストエナジー発電所 |
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| 木質バイオマス発電の基本的な技術と森林資源の地産地消と絡んだ具体的な取り組み |
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| 榛原高校 | 温排水の利活用 |
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開催日:11月22日(土)
場所:静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
予選会の約1週間前、今回初めてオンラインでプレ発表という機会を設けました。
一部の審査委員からあらかじめ問題点や課題の指摘を受けたことで、生徒は発表内容を整えた上で予選会に臨みました。
予選会の会場は静岡駅近くの静岡県男女共同参画センター「あざれあ」です。例年同様、発表の前にはオープニングランチが開催され、参加校の教諭・生徒が自己紹介を行い、昼食をとりながら歓談しました。その後、予選会は緊張感も漂う中、これまでの探究活動の成果を広く発表する場となりました。各校の発表に対して審査委員や他校の教諭・生徒からも様々な意見や指摘が出されました。特に審査委員からは厳しい指摘も出るなど、自分たちの発表内容に何が足りないかが明確になりました。
一方、自分たちの発表内容の要点をいかに的確に伝えられるかが重要です。15分という限られた時間の中で、発表内容をきちんと整理し、分かりやすく伝えられるかがカギです。高校生たちは発表内容に対する様々な指摘を確認しながら、あらためてチーム内で手分けして調べものをするなど、夜遅くまで修正作業を続けました。



会場審査部門の予選・本選では、「グラフィックレコーディング」を導入しています。専門のグラフィック・レコーダーの方が各校の発表を受け、その内容のポイントを第三者の視点で絵にします。これは発表内容の「見える化」だけでなく、発表で何が欠けていたのかなど、当事者も気づかなかったことを視覚的にとらえることができる仕組みです。予選会では審査委員や他校の教諭・生徒が疑問や意見を付箋に記入し、グラフィックレコーディングのボードに貼っていきます。



開催日:11月23日(日)
場所:静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
正式な発表の場である2日目の本選は、静岡県男女共同参画センター「あざれあ」の6階大ホールで行われました。参加校は開始直前まで自らの発表スライドの修正に取り組みました。本選では最初に総合コーディネーターの開沼博氏が今年度の活動の経過、各校のフィールドワークの実施状況、予選会の様子などを説明。その後、各校の発表が順番に行われ、各校とも昨日の予選会で出た指摘などを踏まえ、ブラッシュアップした内容を発表しました。質疑応答では審査委員から発表内容の実現可能性、検証の数値の妥当性などについて質問が出され、生徒のみなさんはそれに丁寧に答えていました。発表内容は、ごみや樹木、農作物などを原料としたバイオマス関連の取り組みをはじめ、原子力発電の理解促進に向けた取り組みや農業の将来を見通した新技術の提案など、グローカルを意識した多彩なテーマが多く、来場者の方々も各校の発表に熱心に耳を傾けていました。
厳正な審査の結果、スマート林業を実践し、バイオマス発電やその熱利用を具体化し、荒廃した森林の再生と地域の活性化につなげる取り組みを提案した科学技術高校が初めて最優秀賞に輝きました。優秀賞には榛原高校、敢闘賞には三島北高校、遠江総合高校、静岡新聞社賞は御殿場南高校、電気新聞賞には浜松開誠館高校がそれぞれ選ばれました。




発表テーマ:「過疎地域の復興案」
指導教諭:内田匡
研究メンバー:久保田晟、水谷爽良、市川陽菜、百瀨綸音、川下洋史、神谷響


発表テーマ:「地域の理解促進のために私たちができること~温排水の広報を通して~」
指導教諭:北川浩
研究メンバー:髙塚奏、鈴掛頼永、大久保吏皇、増田小夏、青木莉来、沖田陽悠


発表テーマ:「バイオガスHACCOして輝く未来」
指導教諭:堀池志帆
研究メンバー:中村充輝、山口新、大川真央、青木智子、杉山杏珠、工藤沙紅良


発表テーマ:「森町温故知新S+3Eプロジェクト」
指導教諭:原口博之
研究メンバー:髙木優真、伊東樹更、大隅拓翔、杉山瑶史、高橋來維、平川峻


発表テーマ:「バイオマス発電の排熱エネルギーを活用した循環型地域社会の実現」
指導教諭:芹澤光
研究メンバー:小野祥尚、青木柚歩、岩瀬弘季、杉山和輝


発表テーマ:「見回りの負担をゼロへ~スマート罠が農家の時間と安心を取り戻す~」
指導教諭:本間友也
研究メンバー:足立璃久、伊達結叶、増田大誠、飯塚頼漢







2023年度から創設された「動画審査部門」では、今回は5校・6チームがエントリーしました。各校は会場審査部門の生徒らとともに、夏のオープンセミナーやエネルギー関連施設見学会などを経験しました。自ら調べ学習をしたり、アドバイス・ミーティングを受けたりして、自分たちの発表をまとめました。11月上旬に動画データや提出書類を事務局に送付。審査委員からの指摘を受け、修正を加えた最終版を11 月中旬に再提出しました。審査委員3人による厳正な審査の結果、最優秀賞には「CO2リサイクル大作戦~超高速炭素循環システムによるバイオマス発電~」を発表した焼津中央高校が選ばれました。
| 動画審査部門 参加校と発表概要(敬称略) |
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